「春眠暁を覚えず」って言葉がありますね。
今まさにその状態です。しかも!!夏時間突入により今までより1時間朝が早くなったもんだから、暁を全然覚えられません!!(使い方が正しくないのは十分承知の上)
日増しに目覚めの時間が遅くなってます。先週金曜日までの起床時間に近づいていってます。幸い、まだ越えてはおりませんが、あと2日間ですし、まぁ大丈夫だろう、ってタカくくってます。こういうときが一番やばいんで、しっかりと意識はしていきたいと思ってます。ハイ。
ボストンも、自然のほうはまだ目覚めきっていませんが、それでも春は確実にそこにいます。空気は気持ちがいいし、オフィスの花壇に植えられている樹木の芽は日々膨らんでます。雪も池の氷もほとんど溶けてなくなりました。1~2週間待てば、街中が華やかになるかな・・・。
そんな思いに浸りながら、「雪」が最後につく言葉の「せつ」をピックアップします。
この前と同じように、実際の雪を表す言葉や季語、雪に見立てた言葉あるいはたとえあるいは名称、
そして時節を表す言葉で色分けしました。さらに人名もあります。(あいうえお順)
また長いので、興味のない方はここで逃げてください。
穴山梅雪(あなやまばいせつ):戦国時代の甲斐武田氏の武将。武田氏滅亡後、
徳川家康と共に上洛し、本能寺の変後の帰国の途で
一揆勢に殺された(1541~1582)
雨雪(うせつ):①雨と雪
②降る雪。また、降る雪のこと。
回雪(かいせつ):風に吹きまわされる雪。転じて、巧妙な舞いの例え。
狩野山雪(かのうさんせつ):江戸初期の画家。知的構成を特色とする装飾画に異風を示す。
(1590~1651)
観世華雪(かんぜかせつ):能楽師。初名は織雄。六世銕之丞(てつのじょう)を襲名。
シテ方観世流。晩年に弟に譲り華雪と号する。(1884~1959)
冠雪(かんせつ):上に雪が積もること。また、その雪。「初冠雪」
銀雪(ぎんせつ):銀色に輝く雪。積もった雪のことをいう。
勁雪(けいせつ):容易にとけない雪。かたい雪。
蛍雪(けいせつ):辛苦して学問すること。苦学。中国の晋代の車胤や孫康が貧しさのため
灯油を買えず、蛍の光や雪明りで書を読んだという故事による。
紅雪(こうせつ):赤雪(あかゆき)と同じ。高山の積雪上に赤色の藻類が繁殖するため、
赤色を呈するもの。雪の華。
降雪(こうせつ):雪がふること。また、ふった雪。
豪雪(ごうせつ):大量の降雪。大雪(おおゆき)。
佐々醒雪(さっさせいせつ):国文学者、俳人。江戸文学、特に俗曲や俳諧の研究で名高い。
(1872~1917)
残雪(ざんせつ):①消えのこった雪
②春になっても冬の雪の消えずにあるもの。春の季語。
終雪(しゅうせつ):その冬の最後の雪。降りじまいの雪。雪の果て。名残の雪。
宿雪(しゅくせつ):とけずに残っている雪。残雪。
春雪(しゅんせつ):春降る雪。春の雪。
小雪(しょうせつ):二十四節気のひとつ。太陽の黄径が240度に達する時で、10月の中(ちゅう)。
太陽暦の11月23日頃に当たる。
消雪(しょうせつ):雪を溶かして消すこと。融雪。
除雪(じょせつ):積雪を除去すること。雪かき。
絮雪(じょせつ):柳の花。絮(わた)や雪のように飛散するという意味。
深雪(しんせつ):深く積もった雪。
新雪(しんせつ):新しく降り積もった雪。
瑞雪(ずいせつ):めでたいしるしとされる雪。
赤雪(せきせつ):あかゆきと同じ。高山の積雪上に赤色の藻類が繁殖するため、
赤色を呈するもの。雪の華。
積雪(せきせつ):ふりつもった雪。
雪(せつ):①ゆき。
②ゆきのように白いこと。「雪白・雪髪」
③すすぐこと。清めること。「雪辱・雪冤」
洗雪(せんせつ):恥などを洗いそそぐこと。雪辱。
早雪(そうせつ):季節よりも早く降る雪。
霜雪(そうせつ):霜と雪。また、毛髪や鬚(ひげ)など白いものにたとえる。
素雪(そせつ):白い雪。
大雪(たいせつ):①はげしく降る雪。多く積もった雪。おおゆき。
②二十四節気のひとつ。太陽の黄経が255度の時で、11月の節。
太陽暦の12月8日頃に当たる。冬の季語。
頽雪(たいせつ):くずれ落ちる雪。なだれ。
着雪(ちゃくせつ):雪が電線や木の枝などに付着する現象。
内藤鳴雪(ないとうめいせつ):俳人。正岡子規に俳句を学んで日本派の重鎮。(1847~1926)
長沢蘆雪(ながさわろせつ):江戸中期の画家。紀伊の草堂時や無量寺などにはその筆になる
襖絵が多く、蘆雪寺の名を残す。(1754~1799)
排雪(はいせつ):雪をおしのけのぞくこと。除雪。
白雪(はくせつ):白い雪。しらゆき。
橋本関雪(はしもとかんせつ):日本画家。大正昭和にかけての関西日本画壇の重鎮。
(1883~1945)
服部嵐雪(はっとりらんせつ):江戸中期の俳人。芭蕉十哲の一人。(1654~1707)
飛雪(ひせつ):風に吹き飛ばされて降る雪。または、積雪が強風に吹き飛ばされるもの。ふぶき。
眉雪(びせつ):眉毛が雪のように白いこと。またその眉毛。老人の形容。
微雪(びせつ):雪が少し降ること。また、その雪。
氷雪(ひょうせつ):①こおりとゆき。
②心情の潔白廉直なさま。
風雪(ふうせつ):①風と雪。
②風と共にふる雪。ふぶき。
③比喩的に、きびしい苦難。
粉雪(ふんせつ):こなゆき。こゆき。
防雪(ぼうせつ):雪害を防ぐこと。「防雪林」
暮雪(ぼせつ):くれがたに降る雪。また、夕暮の雪のながめ。
夜雪(やせつ):夜降る雪。
由井小雪(ゆいしょうせつ):江戸初期の軍学者。楠流の軍楽を学び、江戸で講じ、門人5000人。
倒幕を計るが、計画が漏れ、自刃(慶安の変)。(1605~1651)
融雪(ゆうせつ):雪のとけること。ゆきどけ。また、とけた雪。
落雪(らくせつ):山などで、積もった雪が崩れ落ちること。また、その雪。
雪崩より規模の小さいものをいう。
臘雪(ろうせつ):陰暦12月に降る雪。
逆引きだけでなく、頭に「雪」がつく言葉も捜そうと思ったんですが、今回はやめておきます。
一番探したかった季語が少なかったのが意外です。また、人名がこれだけ多いのもまた意外。やはり、雪にも親しんできたんだな、愛してきた人たちがいたんだな、って思いました。うーん、来年は頑張って、いつくしんでみるか・・・。できるかな・・・。
個人的には「素雪」が印象的だったかな。字のごとく、もとの雪。白いままの雪。味わいがあって好きです。「梅雪」とか「鳴雪」なんて名前も、なんだかかっこいいなぁ。「蛍雪」はまさに「蛍の光、窓の雪」ですよね。
ちなみにボストンでは、大雪のあとに「飛雪」もたくさんありました。屋上に積もった雪が、風に乗ってびゅんびゅん飛んでましたー。
お疲れサマー。セツだと人名が入ることに私もびっくり&なるほどっと思いました。「雪辱」って口では言うけど、感じだとこう書くんだー!!あ、くまきちさんのブログ読んでたらまた眠気が・・・暁覚えられない(笑)
こんばんわ。アライバルしました^^ブログにいきなり由井小雪ってでてたので、そこまで書くか。。。。って感じです。東京は桜が満開になっていてびっくりしました。明日は夜桜見に行きます。クルーたちと花見です。焼酎もっていきますよ^^今から後輩が買いだしに行きます。ボルドーのワインも購入するとか。飲み放題ですね^^場所は秘密ですが、周りはクルーばっかりかも。。。
НΙЯΘΚΘ さん>「ゆき」でも人名あってもいいはずですよねぇ。広辞苑に載せるほどの人がいなかった、てことかな(笑)僕も、今朝も暁を覚えられませんでした・・・。目覚ましのスヌーズ機能に毎朝勝っちゃってます。いい勝ちではない・・・
saki さん>おつかれさまですー!構成とかもうちょっと考えたほうがいいべぇ、って思いつつ、書き始める時点でどの程度の物になるのかまったく見えてなくって(笑)花見、いいなぁ!開花は遅めだったのに、満開までは早いんですね!おいしい焼酎があるといいですねぇ(笑)飲みすぎて違う世界にフライトしないよう、気をつけてください~!
お疲れ様です~すごい、こういのってまさに日本語ならでは・・って感じですね。これら、英語じゃなんていうんだろう・・ なんて思ったんですがせいぜい新雪とか風雪とか豪雪しかでてこなかった・・しかもつまらなかった。新雪はfresh snowって言うんですね。知りませんでした。
すごい^^調べましたね。。こうやって見ると人名もたくさんあるんですね。うちの方は微雪でした・・笑関係ないですけど。。背景のサッカーボールがいい感じです♪♪
RayandTitus’s さん>ほんと、調べていくと出るわ出るわって感じで(;^^A日本語が持つ言葉の「力」ってすごいですよねぇ。耳にする音だけじゃなくって、字そのものにも意味があって力があって。USAに来たからこそ、とも思います。たぶん、英語にも、日本語にはないようなステキな表現があるんだろうな、って思いつつも、調べるのはいつか気が向いたとき、かな(笑)
くまぷ さん>いつもありがとうございます~!もうちょっと、構成とか考えて書き出していければいいんだけど、ついつい全部書いちゃえ!ってなっちゃいます。MSN、新しいテーマが追加されたから、ボールにしてみましたー!念願、て感じ(^^)