西海岸国立公園走破の旅 5日目 Zion National Park

 
時が経つのはあっという間ですねぇ。ビックリです。
ボストンは夏はとうの昔に終わりを告げ、秋模様に包まれてますよ。
この週末、アメリカはLabor Dayの3連休。
土曜日の昨日は、友達20人を家に呼んで大パーティ!!
持ち寄りをお願いしつつ、久々にガッチリ料理をしました。気持ちがよかった!
 
先週末はNYに行ってきました!
友達と会って飲み、相変わらずのコースを歩き回り・・・。
ボストンから300kmほど南ってこともあり、日中は暑くなりましたねぇ。
ま、話すとながーくなるので、また別途更新するつもりです。
 
というわけで、旅行記5日目です!
 
7月23日(水) Zion National Park
前日、3時過ぎまで遊びほうけつつも、7時には起床。
朝食はホテルのレストランでパンケーキをオーダー。
これがフワッフワで超美味!!
ウェイターも「いつかレシピを盗んでやる!」って力強く話してました。
 
思いっきり後ろ髪を引かれながらも、8時にはホテルを出発。
この日の目的地は、Zion National Park。およそ3時間の道のりを、一気に走破。
道中、前の車のペースがアメリカ人には珍しく、遅からず早からず絶妙なペースで、
いい間隔をキープしながら走っていきました。
こちらが先に高速を下りる際、ちょっとしたサインを送ったら、向こうも気づいていたようで、サインのお返しが。
こんな些細なことでも、一人旅では嬉しいんですよねぇ。
目の前のがその車です
 
Zion手前のゲートタウン・Springdaleのモーテルに12時過ぎに到着。
(Vegasとの時差が1時間あるので、こういう時間に)
チェックインにはまだ早かったけど、ザイオン園内の駐車場はすでに満車だったので、
車だけ置かせてもらってしゅっぱーつ!
 
ザイオンでは環境保護を目的として自家用車の乗り入れを厳しく制限する一方、
園内とゲートタウンそれぞれに無料シャトルバスが走っています。
基本的に公園内に入るには、このバスに乗らないとなりません。
 
Visitor Centerで公園の奥に向かうバスに乗り換えがてら、地図や情報入手をし、
2両編成のバスに飛び乗って、最初に向かったのは公園最奥の Narrows
川の流れが長いときをかけてつくった谷底の川を、ザブザブと歩いてさかのぼるという、
Zionでも一番人気のトレイルです。
川底をザブザブ、ってのが、これがまた冒険心をくすぐることこの上なし。
この川底を歩くために、ウォーターシューズを持参していました。
見た目は普通のスニーカーなので、安定度はサンダルとは比べ物にならないほど。
通気性もバツグンで、今回の旅ではこのNarrows以外でもかなり重宝しました。
 
行き止まりのない川ですし、いつまでもさかのぼれるんですが、
1時間ほどさかのぼったところで引き返しました。
往復で2時間弱とはいえ、自然が作り上げた造形美にひたすら唸るばかり。
というか、その素晴しさを表現できないボキャ貧ぶりが悩ましい・・・。
   
 
   
   Narrows。ザブザブ歩くのが本当に気持ちがよかった!
 
ナローズのあと、Weeping Rockというところに行きました。10分程度のショートトレイルです。
岩壁の一部が剥がれ落ち、巨大なアーチになっています。
アーチの下側は展望台になっていて、ザイオンの風景が一望できました。
  
 Weeping Rock           その風景
 
続いてはHidden Canyon Trail。直訳すれば「隠された峡谷」とでもなるのかな。
その名前に再び心を揺さぶられ、いけるところまで行ってみることにしました。
コースの何箇所かには鎖が配置されている、結構スリリングなトレイル。
  
 いまさらながら、よくこんなところを歩けたなぁ・・・。
1時間ほど進むと、行き止まりになっていましたが、
そこはそれまでの酷暑がウソのようにヒンヤリとしていました。
幅もかなり狭かったので、一日中日が差し込まないのかもしれません。
途中、上から谷を見下ろせるポイントがあったんですが、いやはや絶景!!
というか、こんなところまで上ってきてたのか、という驚きもたっぷり。
   
   
 上段: Hidden Canyon Trail   
 下段:トレイルからの風景
 
トレイルの起点に戻ってきた時点で午後6時。
時間はギリギリだったけど、Emerald Poolに向かうトレイルに、さらに挑戦(笑)
比較的アップダウンの少ない楽なトレイルだったけど、
傾きかけた日に照らされた岩肌が、なんとも幻想的でした。
Emerald PoolはUpper、Middle、Lowerの3つに別れている池というか沼で、グルッと制覇。
  
 夕日に映えるZion                       Emerald Poolの滝
 
  
 空とのコントラストがなんとも・・・ 
 
Zion園内唯一の宿泊施設であるZion Lodgeに午後8時に到着。
夕飯はここのレストランで済ますことにしました。
ユタの地ビールがあったので、ライトタイプのをまずオーダー。
乾ききったノドにシミウマ!!
1杯目はあっという間に飲み干し、2杯目はウェイターお薦めのダークビール。
ギネスと同じくらいの濃さで、ゆっくり飲むのに最高でしたねぇ。
 
ミネストローネとハンバーグでお腹を満たし、9時過ぎのシャトルバスでホテルに。
空を見上げると、満天の星空・・・。
Visitor Centerまで、そして乗り換えた後のホテル最寄のバス停までの間、
バスの窓にへばりついてずーっとその素晴しい星空を見上げてました。
大きく空を流れるような天の川が見事だったし、流れ星も見えた!
 
ホテルに着いたのは10時。
小さな家族経営のホテルで、オフィスに行くとオーナーらしきおじさんが
「お前誰だ?こんな時間に?」とまず・・・。
名前を告げると「なんかKamikazeみたいな名前だな。」と。
言われて見ると、朝からずっとKamikazeのような行動を続けてたのを思い浮かべつつ、
「いやまぁそうかもしれないけど、でも俺はKamikazeじゃぁないよ!」
といったら、それまでの強面が一変して柔らかい笑顔になり、
その後はスムーズにチェックイン完了。
 
遅くなったことを謝りつつ、風呂のあとの一杯が飲めるバーなり、
あるいはこの時間でも空いてる酒屋があるか聞くものの当然なく。
まぁしかたないかぁ、と思っていたらですよ。
オーナーのおじさんがビールを2本くれました!
「疲れてるだろうし、シャワー浴びたらこれ飲んでゆっくり寝ろよ!」って。
 
部屋は、前日のスイートとはうって変わって小さな部屋。
でもその小ささがなんとも落ち着く感じで、
思いがけないプレゼント(ビール)ともあいまって、心地よい疲れを感じながら、
ズブズブと眠りについたのでした。
 
ていうか、4時間睡眠で、3時間の運転後、8時間以上動き回った僕って一体・・・。
カテゴリー: アメリカ パーマリンク

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